03. 若年性認知症の方への就労支援
はたらく場所を一緒に考え再就職を支援する
退職しない支援もしております
相談無料
多摩若年性認知症総合支援センター
専用電話:042-843-2198
電話相談:9:00〜17:00
来所相談:予約制
対象者:ご本人・ご家族・医療福祉関係者
〒191-0062 東京都日野市多摩平2-2-4ニコール豊田ビル 4F
本事業は「社会福祉法人マザアス」が東京都の委託を受け実施しています。
登録番号(4)144
若年性認知症とは
皆さんは若年性認知症というのをご存知ですか。
若年性認知症とは18歳から64歳までに発症した認知症性疾患(アルツハイマー病、脳血管型、前頭側頭型、レビー小体型等)を総称して言います。
認知症は高齢者が発症するイメージを持っている方が多いと思いますが、高齢者の方に限った症状ではありません。
若年性認知症は、働き盛りの若い世代でも発症することがあります。
しかし、日常生活に支障をきたしていても、高齢でないため認知症とは思われにくいのです。そのため「うつ病」や「更年期障害」などと誤診されやすいのが難点です。「記憶障害」「見当識障害」「実行機能障害」などの症状に悩まされるのです。
そして、周囲の方を含め、本人も気付きにくいという特徴があります。
働き盛りの若い世代でも発症するリスクのある若年性認知症。
日本全体では約4万人といわれています。男性の場合には経済的問題も大きく、家庭内の多くの役割と介護を配偶者が一人で背負うため、負担はとても大きなものになる恐れがあります。
東京都からの委託事業
多摩若年性認知症総合支援センターでは、東京都からの委託事業として、活動や情報発信を行っています。
生きがいを失わない・地域の中でその人らしさを失わない生き方を一緒に探す・地域づくりを一緒にやっていくなど地域共生社会を目指しています。
●ご家族やご本人からのご相談
●ご経験のない医療・福祉関係者の方々へのアドバイス
●医療機関とのコーディネート
主治医と連絡を取りながら、ご本人の日常生活について助言します。
また、近隣の認知症専門医情報などもお知らせします。
●就労支援のコーディネート
職場との調整について助言します。
●金銭的に大切なもの・契約に関するコーディネート
ご本人さまに関する財産の管理や、福祉サービスなどの手続きについてご相談いただけます。
●社会保障(経済的な援助)のコーディネート
医療費助成や、障害年金など各種社会保障の情報をお伝えするとともに、手続きに関する助言・各窓口への質問・同行支援などを行います。
●サービスの受給に関するコーディネート
お住まいの地域で利用できる訪問・通所のサービス情報や、利用の手続きにについて助言します。
こんなことに困ったら
●ご家族・ご本人
○会社から受診を勧められているがご本人が拒否
○会社を退職したので収入がなく不安
○仕事で失敗が目立ってきた
○家で何もすることがなくブラブラしている
○デイサービスに行きたがらない デイサービスに断られた
○専門病院を探している
○介護に疲れてしまった
●医療・福祉関係者
○支援の方法がわからない・経験がない
○情報が見つからない
相談無料
多摩若年性認知症総合支援センター
専用電話:042-843-2198
電話相談:9:00〜17:00
来所相談:予約制
対象者:ご本人・ご家族・医療福祉関係者
若年性認知症を考えるセミナー
若年性認知症を考えるセミナーを開催しています。
最近ではさとうみきさまを講師にお招きして、セミナーを開催しました。
さとうさまは結婚し出産後、専業主婦をしていた2018年秋認知症を扱ったテレビドラマがきっかけで自ら認知症を疑い、病院を受診しました。
若年性アルツハイマー型認知症と診断され、認知症と向き合い葛藤する日々を経て、現在は当事者同士のサポート活動等を行なっています。
センター長である来島みのりは言います。「就労支援は福祉の現場から。まだまだ遠い道のりですが、社会に考えてもらうきっかけになればと思っています。」
セミナーなどの啓蒙活動を活発にすることで、社会に若年性認知症への理解が深まることが大切だと当センターは思っています。
若年性認知症の人の相談に乗れるのは若年性認知症の自分だ
丹野智文さまは、1974年宮城県生まれ。自動車販売会社で働いていた39歳のとき、若年性認知症と診断されました。地元で「おれんじドア-ご本人のためのもの忘れ総合相談窓口-」を立ち上げる一方、「日本認知症本人ワーキンググループ」などにも参加。認知症の人たちの笑顔を増やすために国内外を飛び回っています。著書『丹野智文 笑顔で生きる -認知症とともに-』発売中。
当センターにも訪れ、勇気あるたくさんの言葉をいただきました。
●若年性認知症の症状は、記憶障害や見当識障害・幻覚などです。
●若年性認知症は高齢でないため、うつ病や更年期障害と誤診されやすいです。
●若年性認知症の原因は、アルツハイマー病や前頭側頭型認知症などです。
●若年性認知症と診断された場合、勤務先に相談することが大切です。